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台風19号から7年、ブログに残した相模原の被災地の記録を読み返して考えたこと

2026/10/25

相模原

台風19号から7年、ブログに残した相模原の被災地の記録を読み返して考えたこと

今年も各地で台風の被害が続きました

今年(2026年)は、台風のニュースを見ない月がないくらいでした。

8月11日には、台風15号が茨城県に上陸しました。茨城県への上陸は、統計を取り始めてから初めてだそうです。
9月には、台風25号と、その後の台風26号・前線による大雨で、関東を中心に大きな被害が出ました。国土交通省の速報によると、千葉県では土砂災害や河川の氾濫・堤防の決壊が相次ぎ、千葉県だけでなく、私の住む神奈川県でも亡くなった方や行方不明の方が出ています。
そして今週は、台風30号が台湾に大きな被害をもたらしたというニュースが流れていました。

被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

同じ神奈川県での被害と聞くと、やはり他人事とは思えません。

我がまち相模原にも、大きな被害があった

こうしたニュースを見るたびに思い出すのが、2019年の台風19号のことです。

2019年10月12日に上陸したこの台風(正式には「令和元年東日本台風」と名前が付けられました)は、関東や東北の広い範囲に大きな被害をもたらしました。そして、私が住んでいる相模原市も、例外ではありませんでした。特に、市の西側にある山あいの津久井や藤野の地区では、土砂崩れや通行止めが相次ぎました。

「台風の被害はどこか遠くの話」と思いがちですが、相模原でも、つい7年前に大きな被害があったのです。

先日、このブログの過去記事を見直していたときに、その年の11月に書いた「相模原市台風19号被害の報告まとめ」という記事が目に留まりました。普段は御朱印やWordPressの記事ばかり書いているブログの中で、この記事だけは少し空気が違います。

今日は日曜日なので、仕事の話はお休みにして、この記事を7年ぶりに読み返して考えたことを書いてみます。

当時の記事に書いていたこと

「テレビではあまり報道されなかった」

記事の冒頭に、私はこう書いていました。相模原市は台風19号で甚大な被害があったのに、あまりテレビで報道されなかったため、被害状況が知られていない、と。

当時の記事には、11月12日時点の数字として、住宅被害116棟、亡くなった方8名という数字も載せています。ただ、今読み返すと、この数字の出典をきちんと書いていませんでした。ここは当時の反省点です。

津久井と藤野を歩いた3日間

記事には、私が実際に被災地を訪ねた日のことが、日付ごとに書いてあります。

  • 10月31日:津久井地区の被災地を訪問し、ボランティアの方々に協力していただいて被害の様子を調べました。あるお宅では、微力ながら少しだけ土砂運びを手伝わせていただきました。
  • 11月3日:藤野地区でボランティアの方に同行し、土砂崩れの現場などを写真に撮りました。
  • 11月23日:津久井地区のニーズ調査(被災した方が何に困っているかを聞いて回る活動)に同行しました。県道沿いにお住まいの方々は、通行止めのためにかなり不便な生活をされているようでした。

そして最後に、「初めて被災状況を目の当たりにし、またボランティア活動を初めて知るいい機会になりました」と書いています。

正直に言えば、私がしたことはほんの少しです。土砂運びを少し手伝い、写真を撮り、話を聞いて回る方に同行しただけでした。それでも、自分の住んでいる市の中で、通行止めで家に帰るのも大変な生活をしている人がいる、という事実を自分の目で見たことは、今でも忘れられません。

記事を「追記」し続けていた理由

読み返して気づいたのは、この記事に何度も追記をしていたことです。

12月15日には、私が所属している団体のチャリティー活動にこの被災地を加える話が、見送りになったことを書いています。そのときの私は「力になれず申し訳ない気持ち」と書いていました。

12月18日には、ボランティアのLINEグループからの報告として、ボランティアセンターが「ささえあいセンター」という形に移行し、約170件の依頼に対応したことを追記しています。12月26日には、国道413号の通行止めが全線で解除されたことも書きました。

ブログは「その後」を書き足せる

新聞やテレビのニュースは、その日のことを伝えたら、次の話題に移っていきます。でも、ブログの記事は、あとから何度でも書き足せます。

当時の私がそこまで考えていたかは分かりませんが、結果として、この記事は「被害が起きた日」だけでなく「その後どうなったか」まで残る記録になっていました。ホームページやブログを長く作ってきた身としては、これはWebの良いところの一つだと改めて思います。

神社の記事にも残っていた台風の跡

もう一つ、思い出したことがあります。

翌年の2020年2月に、相模原市緑区の中野神社へお参りしたときの記事です。そこにも、台風19号で倒木があったものの、幸い神社の建物や近くの住宅には被害がなかったと書いていました。そして宮司さんから、津久井の三箇木神社(みかげじんじゃ)では、石段が倒木や土砂で埋まってしまう被害があったと伺ったことも記録していました。

御朱印をいただきに行った記事の中に、こうして地域の被害の話が残っている。書いたときは意識していませんでしたが、神社巡りの記録が、そのまま地域の記録にもなっていたのだと気づきました。

7年たって思う、記録を残すということ

小さな記録でも、誰かの役に立つかもしれない

大きな災害が起きると、報道はどうしても被害の大きい地域に集中します。相模原の津久井や藤野のように、山あいの地域の被害は、伝わりにくいことがあります。

そういうときに、その土地に住んでいる人が、自分の見たことを日付と一緒に書き残しておく。それだけでも、あとから調べる人や、同じ地域に住む人にとっては意味のある情報になると思います。

書くときに気をつけたいこと

一方で、今読み返すと気をつけたい点もありました。

  • 数字には出典を書く:被害の数字を載せるなら、どこの発表かを書いておく
  • 個人が特定されないようにする:お宅の様子や写真は、ご本人の気持ちを考えて慎重に扱う
  • 日付をはっきり書く:「先日」ではなく「10月31日」と書いておくと、あとで読み返したときに役に立つ

当時の記事では、日付ごとに書いていたことが、7年後の今になって一番ありがたく感じました。

今の自分にできる備え

最後に、自分自身の備えについても少しだけ。

IT関係の仕事をしていると、どうしても「データ」のことが気になります。停電や浸水があったとき、パソコンや仕事のデータがどうなるか。スマホの充電が切れたら、連絡手段がなくなってしまうこと。

パソコンのデータのバックアップを家の外(クラウドなど)にも置いておくこと、モバイルバッテリーを充電しておくこと。どちらも難しいことではないので、台風の季節の前に毎年確かめておきたいと思っています。

また、当時の記事にあったように、災害のときにはLINEグループのような身近な連絡手段で情報が回ってくることもあります。家族や近所の人と、いざというときにどうやって連絡を取るかを決めておくことも、大事な備えの一つだと思います。

あの年に「自分も何か役に立てることがあれば活動したい」と書いた気持ちは、今も変わっていません。

まとめ

  • 今年も茨城への初上陸や、9月の関東の大雨など、各地で台風の被害が続いた
  • 2019年の台風19号で、相模原市の津久井・藤野地区も大きな被害を受けた
  • 当時、被災地を訪ね、ボランティアに同行して見たことをブログに記録していた
  • 記事には何度も追記していて、「その後どうなったか」まで残る記録になっていた
  • 神社の参拝記事にも、台風の被害の話が残っていた
  • 地域の小さな記録でも、日付と出典をはっきり書いておけば、あとで誰かの役に立つ
  • 自分の備えとして、データのバックアップや連絡手段も見直しておきたい

台風の季節が来るたびに、この記事のことを思い出すようにしたいと思います。

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