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【御朱印】埼玉県東松山市 箭弓稲荷神社|「やきゅう」の神さまと、團十郎稲荷社の御朱印

2025/11/02

神社 御朱印

【御朱印】埼玉県東松山市 箭弓稲荷神社 やきゅうの神さま

前から気になっていた「やきゅう稲荷」へ

令和7年(2025年)11月2日(日)、埼玉県東松山市にある 箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ) に参拝してきました。

前から気になっていて、いつかお参りしたいと思っていた神社です。

「箭弓」は「やきゅう」と読みます。字は違いますが「野球」と同じ読みなので、野球に関わる人たちもお参りに来る、という話を聞いたことがありました。

東武東上線の東松山駅から歩いてすぐ。駅前の通りに、大きな朱色の鳥居が立っています。

箭弓稲荷神社の大鳥居
駅前の通りに立つ大鳥居。正面の奥に社殿が見えます

箭弓稲荷神社の由緒

公式サイトの御由緒によると、箭弓稲荷神社の創建は 和銅5年(712年) と伝えられています。

平安時代の中ごろ、下総の平忠常が反乱を起こし、武蔵国の川越あたりまで攻め上ってきました。朝廷から討伐を命じられた 源頼信 は、このあたりの野久ヶ原(のくがはら)に陣を敷き、野久稲荷神社に一晩じゅう祈願しました。

すると明け方、箭(や)の形をした白い雲 が現れ、三日間の戦いの末に頼信の軍が勝利したそうです。頼信はこれを神さまのおかげと考えて社殿を寄進し、「野久稲荷」を「箭弓稲荷」と呼ぶように命じた、と伝えられています。

「やきゅう」という読みは、もともと「野久(のく)」という土地の名前と、矢の形の雲から来ているわけです。野球とは関係のない、千年近く前の由来ですが、この読みのおかげで、今では野球の神さまとしても知られるようになりました。

御祭神は 保食神(うけもちのかみ)。いただいたカードには、宇迦之御霊神(うかのみたまのかみ)、豊受比賣神(とようけひめのかみ)の名前も並んでいました。

箭弓稲荷神社の御祭神と年間行事のカード
授与されたカード。御祭神と年間行事が書かれています

手水舎と拝殿

鳥居をくぐって境内へ。まずは手水舎で手を清めます。

箭弓稲荷神社の手水舎
花が飾られた手水舎

この日の水盤には、きれいな花が飾られていました。公式サイトによると、手水舎の屋根は平成27年に、建てられた当時と同じ檜皮葺(ひわだぶき)で葺き替えられていて、東松山市の文化財に指定されています。

境内の中ほどにある鳥居は、上に屋根のような飾りが付いた、ちょっと珍しい形をしています。

屋根の付いた鳥居と拝殿
屋根のような飾りが付いた鳥居の向こうに拝殿
箭弓稲荷神社の拝殿
拝殿。この日は七五三の家族連れの姿もありました

参拝したのは11月の初めで、境内には七五三のお参りに来た家族連れの姿もありました。

国の重要文化財の社殿と彫刻

拝殿の奥にある本殿は、江戸時代後期、天保年間に建てられた権現造りの社殿です。令和6年(2024年)1月に、本殿・幣殿・拝殿などが 国の重要文化財 に指定されました。

本殿を横から
本殿を横から見たところ。まわりに彫刻の案内板が立っています

本殿のまわりには、彫刻を紹介する案内板が立っていて、ぐるりと回りながら見ることができます。

本殿の彫刻の案内板
本殿の大羽目彫刻「仙人の烏鷺と腐斧」と、縁の下の「貘」の案内板

案内板で紹介されていたのは、次の2つです。

  • 仙人の烏鷺(うろ)と腐斧(ふき):本殿の大きな羽目板の彫刻。ひとりの木こりが仙人たちの囲碁に見入っているうちに、斧の柄が腐るほどの長い時間がたってしまった、という場面です。「苦しい時こそ心にゆとりを」という意味が込められているのかもしれない、と書かれていました。
  • 貘(ばく):縁の下を支える部分の彫刻。ぱっと見ると「波」に見えますが、実は霊獣の「貘」を表した、だまし絵のような作品だそうです。
本殿の彫刻
本殿の羽目板と、縁の下の彫刻

色を塗っていない木の彫刻ですが、近くで見ると細かさに驚きます。案内板があると、何が彫られているのかがわかって、見るのがぐっと楽しくなります。

七代目市川團十郎ゆかりの「團十郎稲荷」

境内には、「芸道向上の神様」と書かれた 宇迦之御魂社(うかのみたましゃ) があります。

宇迦之御魂社(團十郎稲荷)
「芸道向上の神様」と書かれた宇迦之御魂社。團十郎稲荷とも呼ばれます

公式サイトによると、このお社は「團十郎稲荷」「穴宮」とも呼ばれています。歌舞伎役者の 七代目 市川團十郎 がこちらを信仰していて、江戸の正月興行が大入りになったお礼に、文政4年(1821年)の秋に石の祠を奉納したそうです。今でも役者さんなど、芸能に関わる人たちがお参りに来るとのことです。

野球の神さまでもあり、芸道の神さまでもある。いろいろな「上達」を願う人が集まる神社なのだと感じました。

境内には、朱の鳥居が立つ末社もありました。

境内の末社
朱の鳥居と狐が守る境内の末社

【要確認:このお社の名前がわかれば入れたいです】

いただいた御朱印

御朱印は2種類いただきました。

箭弓稲荷神社

箭弓稲荷神社の御朱印(令和7年11月2日)
箭弓稲荷神社の御朱印(令和7年11月2日)

右上に「奉拝」、中央に「箭弓稲荷神社」の墨書き。大きな社印に重なるように、左下には椿のような花の印が押されています。【要確認:花の種類】

末社 團十郎稲荷社

末社 團十郎稲荷社の御朱印(令和7年11月2日)
末社 團十郎稲荷社の御朱印(令和7年11月2日)

こちらは團十郎稲荷社の御朱印です。背景には、歌舞伎の舞台を思わせる絵が淡い色で刷られていて、中央に「團十郎稲荷社」の墨書き。赤い隈取のような模様と「團十郎」の印もあって、歌舞伎の神社らしい華やかな一枚です。

参拝してみて感じたこと

前から気になっていた箭弓稲荷神社に、ようやくお参りできました。

「やきゅう」という読みは、もとは野久ヶ原の地名と、源頼信が見た矢の形の雲から来たものです。それが千年近くたって、野球の神さまとしても親しまれるようになりました。神社の名前ひとつにも、長い時間の積み重ねがあるのがおもしろいところです。

重要文化財の社殿の彫刻、七代目團十郎ゆかりのお社と、見どころもたくさんありました。公式サイトによると、春には約1,300株の牡丹が咲く牡丹園もあるそうなので、今度はその時期にもお参りしてみたいと思います。

参拝情報

  • 神社名:箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)
  • 所在地:埼玉県東松山市箭弓町2-5-14
  • 御祭神:保食神
  • アクセス:東武東上線「東松山駅」西口から徒歩約3分(無料駐車場あり、約50台)
  • 参拝日:令和7年(2025年)11月2日(日)
  • 御朱印:箭弓稲荷神社、末社 團十郎稲荷社

※初穂料は控えていませんでした。【要確認】

※由緒・境内・アクセスは箭弓稲荷神社の公式サイトを参考にしました。御朱印の種類や授与の時間は変わることがあるので、参拝前に公式サイトでご確認ください。

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