Blog

ブログに残した「怪しいメッセージ」の記録を読み返して分かった、だまされないための3つの習慣

2026/10/18

スパム

ブログに残した「怪しいメッセージ」の記録を読み返して分かった、だまされないための3つの習慣

日曜日なので、昔の記事を読み返してみました

最近、このブログの過去記事を一覧にして見直す機会がありました。15年分、およそ960本あります。
ほとんどは御朱印やWordPressの記事ですが、その中にぽつぽつと「怪しいメッセージ」や「スパム」について書いた記事が混ざっていました。

並べてみると、2014年、2016年、2020年と、数年おきに何かしら書いています。そのときは「こんなのが来たから気をつけてね」くらいの気持ちで書いたものですが、まとめて読むと、手口は違っても共通点があることに気づきました。

今日は仕事の話を少しお休みして、この記録を振り返りながら、私が今も気をつけている「だまされないための習慣」を書いてみます。パソコンやスマホにあまり詳しくない方にも分かるように書いたつもりです。

記録1:2014年「個人情報が漏洩しました」という銀行の偽メール

一番古いのは2014年の記事です。
当時の三菱東京UFJ銀行の名前をかたって、「個人情報が漏洩したので、すぐにアクセスしてください」というメールが送られてくる、というニュースを紹介しました。メールの中のURLを開くと、本物そっくりの偽サイトに連れていかれる仕組みです。

この記事はニュースの紹介だけで、私自身の感想は書いていませんでした。でも、今読み返すと、このメールの一番いやらしいところは「漏洩しました」「すぐに」という言葉だと思います。
自分の情報が漏れたと言われたら、誰でも焦ります。焦ると、URLが本物かどうかを確かめる前に押してしまいます。

詐欺メールは「焦らせる」ところから始まる

「今すぐ」「至急」「アカウントが停止されます」。こういう言葉が入っていたら、まず一度手を止める。これが私の1つ目の習慣になりました。

記録2:2016年「Vote for Trump!」というアクセスの急増

2016年の記事は、少し毛色が違います。
このブログはもともとアクセスが多いサイトではないのですが、あるとき急にアクセス数が増えました。喜んでGoogleアナリティクスを開いてみると、「Secret.ɢoogle.com You are invited! … Vote for Trump!」という、意味の分からない文言からのアクセスがたくさん記録されていました。

調べてみると、これは「リファラスパム」と呼ばれるものでした。

リファラスパムとは

アクセス解析の画面に、わざと怪しいサイトの名前や文言を残していくスパムです。サイトの持ち主が「どこから来たんだろう?」と気になってそのURLを開くと、怪しいサイトに誘導される、という仕掛けです。
よく見ると「ɢoogle」の「ɢ」は、普通のアルファベットの「g」ではない文字でした。パッと見はGoogleなのに、実は別物。こういう「似せた文字」もよく使われます。

当時の私は、アナリティクスにフィルタを追加して、この文言からのアクセスを集計から外しました。その後、別の記事で、ホスト名が「not set」のアクセスや、国が「Russia」のアクセスも除外するフィルタを追加しています。
自分のサイトを見てロシアから制作依頼が来ることはまずないだろう、という、ちょっと乱暴ですが実用的な判断でした。

なお、当時使っていたのは今とは違う旧バージョンのGoogleアナリティクスで、今のGoogleアナリティクス(GA4)では設定の方法が変わっています。

「数字が急に増えた」は喜ぶ前に疑う

ここから学んだのが2つ目の習慣です。
いいことが急に起きたときほど、一度疑ってみる。アクセスが急に増えた、当選しました、ポイントがもらえます。うれしい知らせは、焦らせる知らせと同じくらい、人の判断を鈍らせます。

記録3:2020年 知人からの「このビデオはいつですか?」

3つ目は2020年です。
Facebookのメッセンジャーで、知人から「このビデオはいつですか?」というメッセージが届きました。画像が付いていて、クリックすると、Facebookとはまったく関係のないURLのページが表示されました。

調べてみると、情報を集めるためのスパムでした。おそらく、知人のアカウントが乗っ取られて、知人の名前で送られてきたものだと思います。
記事では、表示されたページで絶対にメールアドレスやパスワードを入力しないように、と書きました。

知っている人からでも「らしくない」なら確かめる

このケースが怖いのは、送り主が「知っている人」だという点です。銀行の偽メールなら警戒しますが、友だちからのメッセージだと、つい気を許してしまいます。

でも、その知人が普段こんな短い、意味のよく分からないメッセージを送ってくるかというと、送ってきません。
「この人らしくないな」と感じたら、そのメッセージには返事をせず、電話や別の方法で本人に確かめる。これが3つ目の習慣です。

12年分の記録から分かった、だまされないための3つの習慣

3つの記録をまとめると、こうなります。

  1. 「今すぐ」と急かされたら、まず手を止める(2014年の銀行の偽メール)
  2. うれしい知らせが急に来たら、喜ぶ前に疑う(2016年のリファラスパム)
  3. 知っている人からでも「らしくない」と感じたら、別の方法で確かめる(2020年のメッセンジャー)

どれも、特別な知識はいりません。共通しているのは「押す前に、一呼吸おく」ということです。
詐欺やスパムは、技術で人をだますというより、人の気持ち(焦り・うれしさ・信頼)を使ってだましてきます。だから、対策も気持ちの側で「止まる」のが一番効きます。

手口は変わっても、形は同じ

2014年はメール、2016年はアクセス解析、2020年はSNSのメッセージでした。
今はスマホのSMS(ショートメッセージ)で、宅配便の不在通知や、携帯電話会社・通販サイトを装ったメッセージが多いと言われています。私のところにも、それらしいSMSが届くことがあります【要確認:最近実際に受け取った怪しいSMSの例があれば追記】。

道具は変わっても、「急かす」「喜ばせる」「知り合いや有名な会社のふりをする」という形はほとんど同じです。
新しい手口を全部覚えるのは大変ですが、この3つの形を覚えておけば、だいたいのものには気づけると思っています。

60代になって思うこと

Web制作の仕事をしていると、「詳しいからだまされないでしょう」と言われることがあります。
でも、正直に言うと、焦っているときや疲れているときは、私でも押しそうになります。詳しいかどうかより、「止まる習慣」があるかどうかのほうが大事だと感じています。

同年代の友人や家族から「これ大丈夫?」と聞かれることも増えました【要確認:実際にそういう相談を受けることがあるか】。そういうときは、このブログに書いたような「止まる・疑う・確かめる」を伝えるようにしています。
そして、困ったときに「これ大丈夫?」と気軽に聞ける相手がいること自体が、一番の詐欺対策なのかもしれません。

まとめ

  • ブログに書き残してきた「怪しいメッセージ」の記録は、2014年・2016年・2020年の3つ
  • 手口は、銀行の偽メール、リファラスパム、知人を装ったメッセンジャーとバラバラ
  • でも共通するのは「焦らせる」「喜ばせる」「知り合いのふりをする」という形
  • 対策は、急かされたら止まる/うれしい知らせは疑う/らしくなければ確かめるの3つの習慣
  • 怪しいと思ったら、メールアドレスやパスワードは絶対に入力しない

昔の記事は、書いたときには小さな備忘録でしたが、読み返すと自分のための教科書になっていました。

最近(2026年現在)でもメール開封による個人情報漏れが企業でも毎日のように報道されています。

怪しいものを見つけたら、またこのブログに記録していこうと思います。

---

ゼヒトモ内でのプロフィール: ROCKSTREAM, ゼヒトモのホームページ作成・制作サービス, 仕事をお願いしたい依頼者と様々な「プロ」をつなぐサービス

カテゴリー

月間アーカイブ

MORE

ミュージシャンズ・プラザ

神社仏閣ホームーページ制作

ホームページ制作問合せ