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ブログ画像1万4千枚の「alt」をAIと数えてみた──写真探しで気づいた代替テキストの大切さ

2026/11/06

AI

ブログ画像1万4千枚の「alt」をAIと数えてみた──写真探しで気づいた代替テキストの大切さ

このブログでは、土曜日に神社・仏閣の記事を書いています。そのとき、過去の参拝記事にアップしてある写真を使うことがあります。

写真を探すのは、AI(Claude Code)と一緒に作った小さなプログラムの役目です。過去の記事を読み込み、本文の写真を一覧にして、記事にそのまま貼れる形で出してくれます。

このプログラムを作るとき、写真の説明文として使ったのが、画像の alt(オルト)属性 です。ところが、altが入っていない写真もあったため、その場合は記事のタイトルで代わりにする作りになっています。

「では、altが入っていない写真は全部でどれくらいあるのだろう?」と気になって、15年分を数えてみることにしました。

そもそもalt属性とは?

alt属性は、画像に付ける「説明文」です。HTMLでは次のように書きます。

<img src="onojinja01.jpg" alt="小野神社の鳥居">

ふだん画面には表示されませんが、次のような場面で使われます。

  • 目の不自由な方が使う読み上げソフトが、画像の代わりに読み上げる
  • 通信の具合などで画像が表示されないとき、代わりに表示される
  • 検索エンジンが「何の画像か」を理解する手がかりになる

WordPressでは、メディアライブラリの「代替テキスト」の欄に入れたものが、このaltになります。

公開記事997本、画像14,203個を数えた

数え方はシンプルです。WordPressの公開されている記事の情報(REST API)から本文を読み、ブログにアップした画像のタグを1つずつ見て、altがあるかどうかを年ごとに集計しました。読むだけで、記事には一切手を入れていません。

全体の結果はこうでした。

項目数
公開記事997本
本文の画像(タグの数)14,203個
altが日本語などで入っている13,092個
altが英数字だけ(ファイル名など)39個
alt属性そのものが無い1,072個

1割弱の画像に、altがありませんでした。

年ごとに見ると、波があります。

年画像の数altが無い割合
2017年3,42982約2%
2018年3,389128約4%
2019年1,380179約13%
2020年1,539269約17%
2021年1,59252約3%
2022年1,504227約15%
2025〜2026年23100%

御朱印巡りの記事をたくさん書いていた2017〜2018年は、画像が多いわりにaltがきちんと入っています。一方で2019年、2020年、2022年は、altの無い画像の割合が増えていました。【要確認:この時期に投稿の仕方(使っていた端末やエディター、写真の入れ方)が変わったなど、思い当たる理由があれば追記】

ファイル名にも、時代が出ていた

altと一緒に、画像のファイル名も見てみると、これも年代によって違いました。

  • 2017年ごろ:201712onojinja01(年月+神社名+連番)
  • 2022年ごろ:IMG_8644(カメラやスマホが付けた名前のまま)

2017年ごろのファイル名は、名前だけで「いつの、どこの写真か」が分かります。2022年ごろのものは、開いてみないと分かりません。

ファイル名は検索エンジンにとっても手がかりの1つと言われますが、それ以上に、あとから自分で探すときに効いてきます。以前の記事で書いたファイル名のルールは、写真にも当てはまるのだと実感しました。

altの「中身」にも、見直したいものがあった

altが入っていれば十分、というわけでもありません。数えた中には、こんな例もありました。

  • 同じ記事の写真すべてに、神社名だけが同じように入っている(例:「菅原神社」が何枚も続く)
  • 説明画像に instagram_01 のような、ファイル名に近い英数字が入っている

読み上げソフトで聞くと、「菅原神社、菅原神社、菅原神社…」と続くことになります。何が写っているのかは伝わりません。

逆に、分かりやすかったのは次のような書き方です。

  • 「小野神社の鳥居」「小野神社 手水舎」
  • 「露天神社の鋏紙」「お初天神通り」

場所+写っているもの が入っているだけで、画像を見られない人にも様子が伝わります。

今の記事で決めているaltとキャプションのルール

今、AIと作っている下書きでは、画像の書き方をこう決めています。

![出雲大社相模分祠の社殿](画像のURL "神奈川県秦野市 出雲大社相模分祠の社殿(2018年…参拝)")

[ ] の中がalt、" " の中が写真の下に出るキャプションです。下書きを送るプログラムが、この1行をWordPressの画像ブロックに置き換えます。

決めていることは3つです。

  1. altは「何が写っているか」を短く:「神社名+写っているもの」
  2. キャプションは少しくわしく:「場所+神社名+写っているもの+参拝日」
  3. 参拝日は、過去記事で確かめられたときだけ書く

この形にしてから、2025〜2026年の記事では、altの無い画像はゼロになりました。原稿に書かないと画像が入らない仕組みなので、自然と毎回入るようになっています。

AIに任せていいところ、任せないところ

AIはこうした作業が得意です。1,000本近い記事の画像を数えるのは、人の手では何日もかかりますが、プログラムなら数分でした。

ただ、altの中身をAIに考えてもらうときは、気をつけていることがあります。写真を見ずに説明を書かせないことです。記事のタイトルや前後の文章から「たぶん鳥居だろう」と推測で書くと、実際には社殿の写真だった、ということが起こり得ます。

そのため、写真を選ぶときは、必要に応じて実際の画像を開いて確かめる手順にしています。altは「画像の代わり」になる文章なので、写っていないものを書いてしまうと、画像を見られない人に間違った情報を伝えてしまうからです。

過去の1,072個をどうするかは、まだ決めていません。一度に全部を直すより、写真を再び使うときに1本ずつ見直すほうが、間違いが少なそうだと考えています。

まとめ

  1. alt属性は、画像の代わりになる説明文。読み上げ・表示できないとき・検索エンジンで使われる
  2. 15年分を数えると、14,203個中1,072個にaltが無かった
  3. altが入っていても、同じ言葉の繰り返しやファイル名では伝わらない
  4. 「場所+写っているもの」を短く書くと分かりやすい
  5. AIに説明文を考えてもらうなら、写真を見て確かめてから

画像のaltは、入れなくても見た目は何も変わりません。だからこそ、後回しになりがちです。ご自分のブログでも、最近の記事の画像を1枚、メディアライブラリで開いて「代替テキスト」の欄を見てみてください。

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