2026/10/07
AI
ホームページ制作の仕事を長く続けていると、ブログ更新の大切さはよく分かっています。分かっているのに、毎日続けるのは大変です。
特にしんどいのが「ネタ探し」です。朝からニュースサイトをいくつも開いて、使えそうな話題を選び、要点をまとめる。60代になって、この作業に以前より時間がかかるようになりました。【要確認:ご自身の実感に合わせて】
そこで今年の9月、Claude Code(クロード・コード) に、この作業をまるごと手伝ってもらう仕組みを作りました。毎朝7時になると、AIが次の作業を自動で行います。
私は朝、WordPressの管理画面を開いて、下書きを読み、直してから公開するだけです。
運用を始めて約3週間になります。この記事では、作るときにつまずいた点と、使ってみて分かった「AIに任せていいこと・任せないほうがいいこと」を、実体験としてまとめます。
Claude Codeは、AnthropicというAI企業の 「パソコンの中で実際に作業してくれるAI」 です。
ChatGPTのようなチャットAIは、基本的に「答えを文章で返す」ものです。Claude Codeはそれに加えて、自分のパソコンのファイルを作ったり、プログラムを動かしたりできます。
例えるなら、ChatGPTは「相談に乗ってくれる先生」、Claude Codeは「隣に座って一緒に作業してくれるアシスタント」です。
私の場合は、Macで動かしています。
仕組みはとてもシンプルで、フォルダの中にあるのは次の3つだけです。
この3つを組み合わせて、「毎日7時に実行してね」とClaude Codeに予定を登録しています。
正直に言うと、プログラムの中身は、ほとんどClaude Codeに書いてもらいました。私がやったのは、「何をしたいか」を日本語で伝えることと、うまく動かないときに画面に出たエラーを見せることです。
最初に出会ったのが 403エラー(アクセス禁止) です。
WordPressには「REST API」という、外部のプログラムから記事を投稿できる入口があります。認証には、WordPressの「アプリケーションパスワード」を使いました。管理画面の「ユーザー → プロフィール」から発行できる、投稿専用のパスワードです。
ところが、設定は正しいはずなのに、投稿しようとすると弾かれてしまいます。
原因は、サーバー(ロリポップ)の WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール) でした。プログラムから送られる通信が「怪しい機械からのアクセス」と見なされていたのです。
Claude Codeと一緒に原因を探り、通信に「普通のブラウザからのアクセスです」という名札(User-Agent)を付けることで解決しました。
さらに、共有サーバーでは認証情報がWordPressまで届かないことがあり、その場合は .htaccess に1行足す必要があります。
SetEnvIf Authorization "(.*)" HTTP_AUTHORIZATION=$1
長年Web制作をしてきた経験から言うと、「設定は合っているのに動かない」ときは、たいていサーバー側のセキュリティ設定が原因 です。今回もまさにそれでした。AIは原因の候補をすぐに挙げてくれますが、「レンタルサーバーはこういうところで引っかかる」という勘所は、やはり経験がものを言うと感じました。
記事を読みやすくするために、本文に簡単な図(SVG形式)を入れるようにしました。
ところが、下書きを開いて公開しようとすると、図が消えてしまうことがありました。WordPressのブロックエディタが、安全のためにSVGのコードを取り除いていたのです。
これは、本文を「カスタムHTMLブロック」で包んでから送るように変えることで解決しました。
WordPressを長く触っている人ほど、「クラシックエディタの頃はこんなことなかったのに」と感じる部分かもしれません。ブロックエディタの仕組みを知っておくと、AIへの指示も的確になります。
最初に作ったアイキャッチ画像は、きれいな反面、ファイルサイズが大きすぎました。画像が重いと、ページの表示が遅くなり、SEOにも良くありません。
そこで、「1200×630ピクセル、100KB以下のJPGにして」とClaude Codeに伝えました。すると、画質を少しずつ下げながら、100KB以下に収まるところで保存する処理を作ってくれました。
このように、「数字で条件を伝える」 と、AIは期待どおりのものを作ってくれやすくなります。「軽くして」だけでは、どこまで軽くすればいいのか、AIにも分かりません。
特に大事にしているのが、「自動で公開まではさせない」 という線引きです。
技術的には、公開まで全自動にすることもできます。しかし、間違った情報や、意図しない表現がそのまま世に出るリスクを考えると、最後の一押しは人間がやるべきだと考えています。
私がホームページ制作を始めた頃は、HTMLを手で打ち、FTPでアップロードするのが当たり前でした。【要確認:始めた年代など】
それから比べると、「日本語でお願いすると、AIがプログラムを書いて、毎朝勝手に動いてくれる」というのは、正直まだ不思議な感覚です。
ただ、使ってみて分かったのは、AIは「経験の代わり」ではなく「経験を活かす道具」 だということです。
403エラーの原因に見当をつけられたのも、画像の重さがSEOに響くと分かっていたのも、長年の現場経験があったからです。AIが速く手を動かしてくれる分、人間は「何をやるべきか」「どこが危ないか」を判断することに集中できます。
年齢を重ねて、細かい作業に時間がかかるようになった今だからこそ、AIは心強い相棒だと感じています。
「AIで自動化」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、最初の一歩は「毎日やっている面倒な作業を1つ書き出してみる」ことです。そこから、AIに何を任せられるかが見えてきます。
---
ゼヒトモ内でのプロフィール: ROCKSTREAM, ゼヒトモのホームページ作成・制作サービス, 仕事をお願いしたい依頼者と様々な「プロ」をつなぐサービス
2026/10/10
延喜式内社
神社
2026/10/09
AI
Wordpress
2026/10/08
ホームページ制作
2026/10/07
AI
2026/09/23
Linux