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問い合わせフォームは気づかないうちに止まる──つまずきの記録から分かった確認ポイント6つ

2026/11/05

Wordpress ホームページ制作

問い合わせフォームは気づかないうちに止まる──つまずきの記録から分かった確認ポイント6つ

「問い合わせフォームが使えないみたいだよ」

2020年の1月、知人からこんな指摘を受けました。試しに送信してみると、画面には「エラーが発生しました。後ほどもう一度お試しください。」の文字。確かに送れません。

ホームページの中でも、問い合わせフォームは少し特殊な場所です。ページが崩れていれば見れば分かりますが、フォームは実際に送ってみないと、動いているかどうか分かりません。しかも、止まっていても誰からも連絡は来ません。問い合わせそのものができないのですから。

今回は、私のブログに残っているフォームのつまずきの記録を読み返して、確かめておきたいことを6つにまとめました。

1. 自分で実際に送ってみる

いちばん基本で、いちばん効果があるのがこれです。

  • パソコンとスマートフォンの両方から送る
  • わざと空欄のまま送り、エラーの表示を確かめる
  • 長い文章や、住所の番地などを入れて送る

フォームは、作った人が想定した入力では動いても、別の入力でつまずくことがあります。公開前の確認はもちろん、公開後も、WordPressやプラグインを更新したあとは1通送ってみると安心です。

冒頭のエラーは、プラグインを再インストールして復活しましたが、原因は結局分かりませんでした。こういうこともあるからこそ、原因を予想するより、定期的に送って確かめるほうが確実だと思っています。

2. 送信の「あと」の画面まで見る

入力して送れたら終わり、ではありません。確認画面と完了画面まで見ます。

2020年の10月には、完了画面に付けた「トップに戻る」ボタンを、2度クリックしないとトップに戻らないという問題がありました。送信そのものはできるので、見落としやすい不具合です。フォームの識別子を完了画面にも入れることで解決しました。

確かめたいのは、次のようなところです。

  • 確認画面に、入力した内容が正しく出ているか
  • 「戻る」で前の画面に戻ったとき、入力内容が消えないか
  • 完了画面のボタンやリンクが1回で動くか
  • 完了画面の文章に、返信の目安などが書いてあるか

問い合わせをした人にとって、完了画面は「ちゃんと届いたのかな」を確かめる場所です。ここで迷わせないようにしたいものです。

3. メールが「届く」ところまで確かめる

画面に「送信しました」と出ても、メールが届いているとは限りません。確かめるのは2通です。

  • サイトの管理者に届く通知メール
  • 問い合わせをした人に届く自動返信メール(設定している場合)

Gmailや携帯のアドレスなど、普段と違う宛先にも送ってみて、迷惑メールのフォルダに入っていないかも見ます。

もう1つ、メールの設定は思わぬところで消えることがあります。冒頭のエラーのとき、データをエクスポートしてからプラグインを入れ直し、インポートしたのですが、送信メールや項目などが空白になっていました。バックアップファイルからコピーして、設定し直すことで復活しています。

エクスポートしたから安心、ではなく、戻したあとに中身を見て、もう1通送る。これは今でも大事な教訓です。

4. 項目を増やしたら、すべての画面を見直す

「配送希望日の欄を足してほしい」といった変更は、一見すると小さな仕事です。

ところが2015年に、ECCUBE 2.4の問い合わせフォームに項目を足したときは、入力画面のテンプレート、確認画面のテンプレート、それを処理するプログラムの3つのファイルに手を入れました。フォームの項目は、入力・確認・メールと、いくつもの場所を通っていくからです。

WordPressのプラグインなら作業はもっと簡単ですが、考え方は同じです。項目を増やしたら、確認画面にも、届いたメールにも、その項目が出ているかを確かめます。

郵便番号から住所を自動で入れるような便利機能も、確認の対象です。自分のフォームに「zipaddr-jp」を入れたときは、郵便番号の入力で住所が補完されることを確かめました。一方で2024年には、トップページのテンプレートに直接フォームを書く作り方にしたところ、同じ機能がそのままでは使えず、固定ページの本文を読み込む形に変えて対応しています。

作り方を変えると、前は動いていた機能が動かなくなることがある。これもフォームでよくつまずくところです。

5. スパム対策を入れて、本物の問い合わせが通るか確かめる

フォームを公開すると、遅かれ早かれ迷惑な送信が来ます。私は2018年に、スパム対策としてGoogleのreCAPTCHAをフォームに導入しました。

ここで気をつけたいのは、対策を入れて満足しないことです。

  • 対策を入れたあと、普通に送信できるか確かめる
  • スマートフォンからも送れるか確かめる
  • 表示が崩れていないか確かめる

スパムを止めるための仕組みが、本物のお客さんまで止めてしまっては本末転倒です。

6. プラグインの「保守の状況」をときどき見る

2020年には、ログイン画面に使っていたreCAPTCHAのプラグインで、もう保守していないという英語の警告が出るようになり、別のプラグインに入れ替えました。警告が出たので気づけましたが、いつも教えてもらえるとは限りません。

そこで、使っているプラグインの配布ページを、ときどき見ることをおすすめします。見るのは次の3点です。

  • 最終更新日はいつか
  • 今のWordPressで検証されているか
  • 保守の状況について、説明や警告が書かれていないか

たとえば、私が長く記事にしてきたMW WP Formの公式ページを2026年11月5日に確認すると、最終更新は2026年9月でした。一方で、説明には必要最低限のメンテナンスのみを提供していること、維持管理者が引き継がれたことが書かれています。ページの上部には、最新の3回のメジャーリリースでテストされていないという警告も出ていました。

これは「すぐに使えなくなる」という意味ではありません。ただ、自分のサイトに関わることなので、状況を知ったうえで使い続けるか、乗り換えるかを判断することが大切だと思います。問い合わせフォームは個人情報を受け取る場所なので、なおさらです。

確認の表にしてみました

| いつ | 何を確かめるか |
| 公開前 | パソコンとスマホから送信、空欄でのエラー、確認・完了画面、2通のメール |
| 項目を変えたとき | 入力・確認・メールのすべてに出ているか |
| 更新のあと | WordPressやプラグインを更新したら1通送る |
| ときどき | 実際に1通送る、プラグインの配布ページを見る |

難しい作業はありません。実際に1通送るだけなら、数分で済みます。

まとめ

問い合わせフォームのつまずきの記録を並べてみて分かったのは、ほとんどが「送ってみれば気づけること」だったという点です。

  1. 自分で実際に送ってみる
  2. 確認画面と完了画面まで見る
  3. メールが届くところまで確かめる
  4. 項目を増やしたら、すべての画面を見直す
  5. スパム対策のあと、普通に送れるか確かめる
  6. プラグインの保守の状況をときどき見る

長くホームページの制作に関わってきても、私は知人の一言でエラーに気づきました。「最近、問い合わせが少ないな」と感じたら、原因をあれこれ考える前に、まず自分のフォームから1通送ってみてください。

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