2017/11/12
映画
「ブレードランナー 2049」を観ました。
ネタバレにならない程度に語ります。
いい映画です。
恐らく「ブレードランナー」を観たことのない方が観てもいい映画だと思います。
とは言え、「ブレードランナー」を観ていた方がもっと楽しめる映画ではあります。
2009年の「スタートレック」を観たときに感じたのですが、オリジナル版のテイストが所々にちりばめられてところに感動をしました。
「ブレードランナー 2049」も同じで、「ブレードランナー」を知っていると、より一層感動できるのではないかと思いました。
初めて「ブレードランナー 2049」を観た方は、ぜひとも「ブレードランナー」を観ていただきたい。
私は1982年に公開された「ブレードランナー」を観て感動し、その後、バンド仲間の持っていた「ブレードランナー完全版」のLD(レーザーディスク)をビデオにダビングしてもらい、何回も観て改めて、「ブレードランナー」に感動しましたね。
さらに、1992年ですが、当時、エキストラの仕事をやっていて、午前中で撮影が終わったので有楽町でパチンコをして勝ったので、当時公開されていた「ブレードランナー ディレクターズカット」を観ました。
余談ですが、「釣りバカ日誌」の予告編で私がちょっと写っていたのでビックリしました。
さて、話は戻りまして、
まず、ハリソン・フォードのナレーターが無いのと、ユニコーンの夢が追加されていたのに驚いたと記憶しています。
「ブレードランナー ファイナルカット」については、スターチャンネルで放映されていたのを観ました。
その時には3バージョン放映されたので、バージョン違いを改めて再確認しましたね。
「ブレードランナー」について改めて思ったのは、あれは奇跡の映画ですよ。
公開当時は評価が低かったものの(評価と言うのもどうかと思いますけど)、その後、カルト映画になったというのはわかる気がします。
当時としては最高のSFXを使っていたかもしれませんが、やっぱり、明るいシーンではどうしても特撮的なところが出てしまいます。
あえて暗くしたかどうかはわかりませんが、「ブレードランナー」は、ほとんど夜というか暗いシーンで構成されています。
それが近未来的な雰囲気を出しており、いい意味で、ダークな雰囲気になっています。
そして、ルトガー・ハウアーですよ。
最後のセリフはアドリブらしいですよ。
「タンホイザーケートのオーロラ~~」というセリフです。
ヨーロッパの俳優が英語で、なおかつアドリブで知的なセリフを思いつくとは奇跡ですよね。
レプリカントというのではなく、人間でも死と共に思い出は消えちゃうんですよね。
いろいろと考えさせられるセリフです。
ところで、あのセリフはアメリカでは相当有名なようで、コメディー映画でも使われていました。
ダリル・ハンナのメイクも衝撃的でした。
最後は、ちょっとかわいそうでしたね。
さらには、ヴァンゲリスの音楽。
当時、ブログレ好きの私にとっては最高の音楽でしたね。
映画の雰囲気にみごとにマッチしています。
そして、今回の「ブレードランナー 2049」です。
随所にちりばめられた「ブレードランナー」のテイストと
やっぱり、ちょっと物悲しい内容がいいです。
テイストと言えば、「ブレードランナー」に出ていた変な日本語も、所々に出ていて、ちょっと笑えますよ。
WWEのプロレスラーとして知っているデビット・パティスタの演技が意外に良かったのと、何といっても個人的に最近気に入っているジャレット・レトの演技が本当に良かったですね。
もちろん、主役であるライアン・ゴズリングの物悲しさを漂わせる演技もいいです。
音楽についても、「ブレードランナー」のオリジナル音楽の雰囲気をうまく取り入れているところがいいですね。
欲を言えば、ヴァンゲリスに担当してもらいたかったですけど。
改めて、こんなことを言うのも何ですけど、好きな映画は、やっぱり映画館で観たほうが画面、サウンドがいいので、より一層感動できますね。
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